2023年6月12日

プラモづくり、時間と場所を共有する喜び

プラモデルづくりって、一人でもくもくとやるイメージがあります。自分の部屋で、自分の机で、自分の工具や塗料などを広げて。こんな孤独な作業ですが、技研ベースでは「プラモもくもく会」として、みんなで同じ場所で、同じ時間にプラモデルをつくるイベントをやってます。これが趣味を共有する人たちが場所と時間を共有する至福の時間なのです。

普段は祝日に開催していた「プラモもくもく会」ですが、今回は6/11の日曜日に緊急開催となりました。理由はプラモ埋め込みに最適なLED「磁気スイッチ付LEDマイクロモジュール」が、6/1に発売開始となったから。このLEDを早速使いたい!ということで、祝日が来るまでまってられず、日曜日開催となりました。

このLED、想像以上に小さいモジュールになっていて、小さなボタン電池とほぼ同じ大きさ。それが、磁石を近づけると電源のON/OFFができる仕様になっていて、プラモに埋め込むには最適なのです。早速、参加者は各自のプラモデルに埋め込んで、光を発するプラモデルに心酔していました。

私も会場提供者であることを忘れ、LEDモジュールに手を出し、座っていたカウンターの裏の棚にあるガチャガチャでゲットしたボール(RB-79)を手に取りました。接着もしてないので、簡単に本体を開け、LEDモジュールを埋め込み、1分で光らすことに成功しました。

しかし、プラモデルってどこで納得するか妥協するかが悩ましい趣味なんですよね。まずは透明パーツ越しに、LEDモジュールが外から見えてしまうので、取り付け位置を奥に変更。それでも見えるので、透明パーツにやすりがけしてぼかしを追加。簡易的な暗室撮影ブースに置き、いざ撮影しようとすると本体がうっすらと光ってしまい、とてもカッコ悪い状態。本体裏を黒で塗装する方法を提案されるも、面倒なのでアルミホイルで本体裏をカバーし対策完了。そして撮影するも、外装が綺麗すぎて雰囲気がでていない。そこで、墨入れペンを取り出し、デフォルトの筋彫りに、墨を流し込んでは拭き取りを繰り返す。結果、LEDモジュールの埋め込みは数分で終わるが、見た目のフィニッシュに5時間も要してしまいました。

雨が降ったりやんだりの日曜日。いい大人が集まってプラモデルをもくもくとつくる。やってみると、自宅の慣れた環境でないのでデメリットもありますが、趣味を共有する人たちが時間と場所を共有するこの感覚は至福の時間でした。また今回はLEDモジュールを埋め込むという共通ミッションもあり、もくもく&ワイワイと盛り上がったイベントでした。また機会があれば、LEDチャレンジしたいと思います。

磁石で点灯!磁気スイッチ付LEDマイクロモジュールADMGL

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