2022年9月20日

居酒屋新幹線と晴耕雨読

久しぶりに新幹線で出張してきました。8月の末に、浜松で開催された「WRO 2022 Japan決勝大会in浜松」に撮影配信スタッフとして参加です。
技研ベースをオープンして3年、コロナ禍もあり、長距離の出張がほとんど無くなってました。久しぶりに会う人たち、浜松の夜の街、美味しい食べ物、そして居酒屋新幹線を楽しんできました。肉体的にはとても疲れましたが、非日常を楽しみ、リフレッシュできました。

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の研究員時代は、全国を飛び回っていました。海外はそんなに多くはありませんが、WRO Japan時代も含め北南米、東南アジアなど行っていました。
新幹線や飛行機を使って、遠くに行くことって、疲れるけど非日常を体験でき、充実した生活が送れている感がするんですよね。名所巡りだけでなく、知らない土地の匂いや雰囲気、そして美味しいものって、そんな作用を与えてくれます。飛行機では搭乗前のラウンジで飲むお酒や、新幹線では当時はそんな呼び方はなかったけど「居酒屋新幹線」を楽しんだり。

しかし、3年前に技研ベースをオープンし、さらにコロナ禍もあり遠方の出張はほとんどなくなりました。技研ベースの日常って、こんな感じです。
朝の出勤後、店前のプランターの植物チェックをしつつ、看板を出します。店内に戻りPCを開き、メールやSlack,Teamsのチェック。急ぎの用事がなく、天気がいい時は、プランターの植物イジりで時間が溶けていきます。
外が雨天や猛暑の時は、コンサル案件や技研ベース関係のデスクワーク。まさに「晴耕雨読」の日常です。夜間はデスクワークか、技研ベースの夜営業をしてますので、全てが晴耕雨読って訳にはいきませんが。

しかし、日常の繰り返しは楽であるが、つまらない日常と感じてくる時もあります。私の場合、最近この日常の繰り返しが単なる繰り返しでなくなってきました。2つの変化がありました。

一つは南房総市千倉町の新拠点づくりです。この夏から毎週木曜日、片道2時間以上かけて車で移動してます。行きは緑の中を車で駆け抜け、帰りは真っ暗な道をヘッドライトで切り裂きながら走ります。畑では、鳥や虫の声を聴きながら、汗だくになり作業し、嫌なことを全て下らない事として破棄できます。畑越しに見える海を見ながらの休憩は、身も心も浄化される感じがします。

もう一つの変化は6月から始めた技研バーです。技研バーのマスターであるAI研究家の清水亮氏の知人が多くやってくるので、これまでのキャラクターと異なる人や、全く違うドメインの開発をする人などが来ます。このような人たちと話をすると、脳の使っていない部分に刺激を与えているようような感覚がする時があります。

気がつけば、最近は出張せずに、非日常を楽しめるようになっていました。非日常って、脳への刺激になると思うので、積極的に楽しみたいと思います。
しかし出張がなくなり残念なのは、ANAのラウンジでビールや焼酎の飲み放題を楽しめないことかもしれません。それと居酒屋新幹線。551の肉まんやシュウマイはNGのようだけど、駅の売店でおつまみを物色する楽しさも捨てがたいです。個人的には牛タン弁当+αをツマミに、ビール350mlとハイボール500mlが、仙台から東京の居酒屋新幹線の定番でした。

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