技研ベースは「つくる人たちの秘密基地」をコンセプトに、ここに集う人たちと共につくり運営しています。教材ロボットのスタートアップ極小事務所であったところに、水曜日の夜になると多くのエンジニアやデザイナーなどが集まっていたことが始まりです。広さと利便性を求め、2019年9月に現在のJR浅草橋駅近くにスペースをオープンしました。
技研ベースはテクノロジーを肴に、仕事と趣味の境界を超え、飲食を楽しみながら交流する場所です。毎週水曜に開催しているサロンでは名刺交換禁止として、組織名や肩書きでなく、一個人として交流できる場所を目指してます。
マスターと呼ばれる私は、開発業務でデスマーチを経験し、エンジニアリングや人材育成の大切さに加え、コミュニティの大切さを実感しました。技研ベースはそんな経験を活かし、同じような興味関心や問題を抱える人たちが、カジュアルに交流できる場所をつくりたいと考え、場所(秘密基地)をつくりました。職場や家庭ではない、素の自分になれる秘密基地です。3rdプレイスなんて呼ばれたります。会社帰りに呑み屋に立ち寄り、お店の人や常連さんと趣味の話で盛り上がるような場所、それが技研ベースの目指すイメージです。
水曜日のサロン、平日昼間のコワーキングスペース、夜や休日のイベントが技研ベースの基本的なサービスです。しかし、技研ベースに来る人たちが、サロンでの飲食や会話をつくり、コワーキングで利用できる機会や、仕事の繋がりの機会をつくります。そしてイベントを開催し、よりディープな交流をつくっています。企業間の仕事が始まったり、フリーランスを取りまとめて仕事を受注するなど、ビジネスもつくられています。
技研ベースは「つくる人たちの秘密基地」として、技研ベースを使う人たちが好き勝手に、やりたいことをやるスペースです。できないことも多々ありますが、他の人も楽しめることであれば、できる範囲でやれるようにしています。勝手にクラブ活動を名乗り、みんなで楽しんでいる人たちもいます。
毎週会社帰りに立ち寄る呑み屋、仕事や家庭に疲れた時に逃げ込む隠れ家、面白いことをやりたい時にやれる場所や人がいるスペース。それが技研ベースです。